OneFSファイルシステム
OneFS®はIsilonクラスタ・ストレージ・システムの後方でインテリジェンスを提供する分散ファイルシステムです(現在特許申請中)。従来のストレージ アーキテクチャを構成するファイルシステム、ボリューム マネージャ、RAID の 3 層を 1 つのソフトウェア層に統合することで、クラスタ内のすべてのノードで共有可能な、インテリジェントな単一ファイルシステムを作成します。最新のデータ保護機能にミッションクリティカルな信頼性と高可用性を組み合わせることで、ストレージ管理者の手間を軽減し、効率化を促進します。
OneFS は急速に増加する大量の非構造化およびファイルベースのデータを一元管理することができます。大規模ファイルへの高速なアクセス、Isilon特有の高可用性、および単一クラスタで45ギガバイト/秒のスループットと10.4ペタバイト以上の容量の拡張性を提供します。
単なるネームスペース・アグリゲーション(寄せ集め)ツールとは違い、Isilon OneFS分散ファイルシステムは、データをクラスタ内のノード(筐体)にまたがって分散してストライプしています。これにより、非構造化およびファイルベースのデータの製造、分析、配布、保存など幅広い用途で利用できる単一共有ストレージプールを構築することが可能になります。 FlexProtect-AP?などの最新機能を搭載することで、卓越した信頼性と業界最高レベルのドライブ再構築時間を実現し、ドライブに障害が発生した場合でも1時間未満で再構築することが可能です。これは、よりコストのかかるファイバチャネルディスクをも上回る速さで、Serial ATA(SATA)を利用したエンタープライズ ストレージシステムの中には、最長でこの24倍の時間がかかるものもあります。
OneFSは従来のストレージ3階層を1つに統合
OneFSの動作
従来のファイルシステムでは複数のストレージリソースの管理に中央サーバが使われており、ストレージシステム内に依存関係と障害点が生じてしまいます。一方、OneFSオペレーティング・システムではIsilonクラスタ・ストレージ内の各ノードはピア(同等の能力を持つノード)であり、いずれのノードもリクエストを処理することができます。クラスタ内部通信および同期用にInfiniBandRを採用しており、OneFSでは各ノードがファイルシステム全体のレイアウト、ならびにファイルやファイルの一部が置かれている位置について把握できるようになっています。
従来のストレージシステムは、RAIDやボリューム管理階層を介してデータ送信を行い、データのレイアウトを効率的に行うことができません。アイシロンのOneFSは、クラスタ内のノードにファイルを最適に分散することで、個々のディスクのファイル配置を直接管理し、ディスク・サブシステムのパフォーマンスを飛躍的に改善することができます。データがファイル単位でディスクにレイアウトされることから、OneFSはストレージシステムの冗長性をボリューム、ディレクトリ、さらにはファイルの各レベルで管理することが可能です。
OneFS には最新の機能とメリットが複数備わっています。最先端のFlexProtect-AP機能は、障害ディスクを速やかに再構築し、クラスタ全体の空き領域を有効活用することでデータ損失を防御します。さらに、障害発生の危険性のあるコンポーネントを監視し、事前にデータを移動させます。従来のエンタープライズ ストレージシステムの場合、パリティデータの再構築を行うのはサブセットに限られています。障害回復のボトルネックを招く技術が使われていることから、データの再保護に時間がかかり、コンポーネント障害発生時のデータ損失リスクが大幅に高まるためです。以前からある RAID 5 のパリティ保護では、再構築が完了する前に複数のコンポーネントに障害が発生した場合、データ損失を招いてしまいます。一方、FlexProtect-AP はすべてのデータとエラー修正情報をクラスタ全体に自動的に分散し、万が一コンポーネントの同時障害が発生した場合でも、強力なエラー修正技術によってすべてのデータが完全な形で保護され、アクセス可能な状態が保たれます。
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